給水管は、屋外に設置されていませんか?

給水管(水道管)は主に地中に埋設され、メイン管より各家庭へと配管されてます。各家庭の敷地までは水道局が管理しているので、凍結の心配はありません。
地中や壁の内側は保温は不要ですが、屋内や天井内は結露防止のため保温が必要です。また、地表面から出て屋内に入るまでの間の屋外配管は、凍結防止のための保温が不可欠です。
気温低下による、水道管の破裂などは保温未施工あるいは、保温不良が原因となります。
保温されていても一部が劣化して、管がむき出しになっている場合なども注意が必要です。
さらに、地形的に気温が平地より低くなりやすい場所では、保温材の厚さを調整します。地中のメーターボックスは水にぬれない所であれば、布切れを詰めるだけでも効果があります。

簡易型保温でもよいですか?

市販の保温チューブでもかまいません。ただし、保温厚が10mmですので効果がない時もあります。また、耐久性に問題があり、紫外線に当たって表面がボロボロになりやすく、やがて欠落してしまう欠点があります。4~5年で交換が必要と思われます。

保温材の厚みはどれくらいが良いですか?

保温材としては20mm厚のグラスウールかスチロールの保温材が適切です。
山頂とか、豪雪地域では25mmから40mmを使用しますが、九州の一般居住地域では20mmで十分です。

保温材にも種類がありますが、どれが良いですか?

材質はグラスウールが一般的です。多湿箇所ではスチロール保温材を使います。

表面外装材は何が良いでしょうか?

表面外装材としては、カラー鉄板、ガルバリュウム鋼板、ステンレス鋼板があります。(屋内用としてファインカバーというプラスチックのような素材もあります)最近は塩害、腐食に強いガルバリュウムが多く使われています。
ステンレス鋼板は丈夫できれいですが、金額が少し高くなります。

表面外装材例

※表面外装材例